2015年09月29日

花海的愛情是一道美麗的風景

海依著花的體溫和心跳,盡情的做著旖旎的春夢。夢裏看花讀花的滿懷香袖,一字一句一行都是海為花癡情的守望。還有精心為花編織的一千多玫瑰。文字輕靈盈動,笑靨美豔如花,魂牽夢繞如水佳人,佳人如水,一襲素雅裙裾,箏弦輕撫,歌喉婉轉,絲絲如縷,綿延不絕。緊緊裹著彼此幸福的心跳,花海幸福著醉了。

花把藍藍的天空,裁剪成滿地的芬芳,而你緩緩拾起我,把花捧在胸口暖著。一杯香茶,一枝香煙,你說簡單而快樂。不倦的日子,有溫有暖,有情有義,有思有念,無盡暢快,無盡遐思,花有海枕畔不再孤單,海有花心靈不再落寞。

花不覺中做了海的一尾小魚,在海溫柔的懷裏遊來遊去。海用花的名字做誘餌,垂釣著花的生命。一生一世花都是海手中的寶貝。海枯石爛地老天荒,我們無法抗拒。知道嗎?花是第一次用我的情為愛行走欣然,風雨蹉跎的路上,彼此相依相偎不離不棄。你的唇滾的淹沒了我……低吟淺唱,夢中的風景必將成為現實最爛漫的風景。

北方的指尖輕輕彈響,青鳥殷勤遙寄海的耳畔,不經意間幻化成溫馨點點,花海浪漫紅棉花。花化作聖誕樹上的雪花給海無盡溫情,化作做平安夜的鐘聲捎給你幸福的暖意。殷紅的花瓣兒為海綻開,點亮海生命中每一個平凡的日子。

冬夜,花靜靜梳理細細密密的感情紋絡,深深淺淺的吻痕,銘刻在一圈一圈的年輪裏,海睡在花的夢裏,心裏,作繭自縛絲絲纏繞。一天一月一年,越來越緊。花的心魂入漲潮的海浪,洶湧地舞蹈,任海一次次的攀沿。

為海花精心編寫唯美的詩集,渴望用一生的時間彼此誦讀,用海暖著花的陽光,彼此雅興翻閱,讀懂每一字,每一句,每一個音符……花綻放開成簇簇相思,用指尖彈奏,用詩歌吟詠,用彩筆描摹,一點一滴流淌……

清晨有你的信息傳遞,中午有你的耳語,夜晚枕著你酣然入夢。就這樣每日沐浴在海的呼吸裏,陽光般溫暖,任陽光清晨黃昏,咀嚼悠長悠長的思念。你看,天空中有一朵紫色花,為海准備好微笑和香柔,今夜,花將化作愛情彩蝶,娉婷,嫋嫋,翩躚……縈繞在海身邊,如癡如幻入夢,采擷今夜所有花香,為海築巢漫步綽約,花海舞蹈曼妙飛花。

.詩美如花,唐風宋韻,執手相依,一種隔世的姻緣,羞澀專情矜持,如罌粟於白天夜晚行走,歲月蹉跎,羈旅生涯,而我以優雅的節奏,與海漫步,守住永恒守住不朽,守住天長地久,守住淒風苦雨。不畏歲月變遷,不改初衷,永遠彼此珍視,永遠珍惜。守住花兒,守住大海,花兒是大海一生的暖…

後記---

何處片片飛花弄晚,夜月一簾幽夢,花香十裏柔情,流水天涯佇,花依依,海依依,奈何老了杜郎,忍聽小樓橫笛。邂逅桃根,這次第,紅樓墨案,香茶伴讀,靈犀而共,花海愛的羽翼,雙宿雙飛,脈脈含情,含情脈脈,飽滿的嫵媚,花醉大海,大海醉花,廝守終生契約,彼此停留在舌尖永遠的甜。


  


Posted by 似水流年 at 15:57Comments(0)

2015年09月24日

埋めるに

めてほめられた。このところ、一段とご上達なさいましたと。殿さまのほうも、その時はじめて目の前が開けたような気になった。
 殿さまはひと休みする。さほど汗もかいていない。寒いせいもあるが、殿さまとは汗をかかないものなのだ。むやみとお茶を飲まないせいだろう。小姓がやってきて言う。雪がとけており、馬場の状態が悪いようでございます。きょうは乗馬をおやめになったほうがよろしいかと
存じます。殿さまはうなずく。むりに押しきってやるものではない。むりにやって無事であれば、小姓が恥をかくことになる。むりにやって馬が倒れでもすれば、小姓のNeo skin lab 黑店責任問題となる。
 それならば、きょうは木刀の素振りをしたほうがいいようだな、と殿さまは言う。それをはじめる。参勤交代の道中を除いて、国もとでも江戸屋敷でも、毎日かかさず武術の稽古をするのが原則だ。したがって、指南番をべつとすれば、藩のなかで最もすぐれた使い手といってい
い。手合せをしなくても、はたの者にはそれがわかる。
 この泰平の世に、武術を現実に使う場合など、まず考えられない。殿さまが刀で切りむすぶことは、ありえない。武術もまた、お飾りのようなものだ。しかし、それが品格を作り、よそおいでない威厳を作る。さっきの城代家老も、武術の稽古をおこたっていない。異例の昇進と
いっていいほどなのだが、だれも成り上り者とのかげ口をきかず、その威厳に対して心服している。お飾りがあればこそだ。
 殿さまは木刀を振りつづける。振りおろす時に木刀の先から、目に見え臉部拉提ぬしずくのごときものが飛び散る。心のなかの、もやもやしたものの残り、それが出てゆくのだ。借金のことも、隠密のことも、商人のことも、つぎつぎに抜け出してゆく。鎌で雑草を刈り取る行為のような
ものだともいえる。いかに刈り取っても心のもやもやは、夕方になれば、あしたになれば、また育ってくるだろう。生きていて心という土壌のある限り、それはやむをえないことなのだ。しかし、一日に一回は刈り取るべきものだろう。雑草を茂るにまかせておいたら、そこは陰湿
な場所となり、よからぬ昆虫や生物のすみかとなる。
 それを終え、殿さまはこころよい疲れを感じる。一日中ほとんどからだを動かさない、正座しつづけの生活。それに不足しているものが、ここでみたされるのだ。身心ともにすっきりする。
 座敷へもどると、小姓たちが稽古着をきかえさせてくれる。手を洗い、タバコを一服する。この時の一服だけは、やはりうまいようだなという気分にさせてくれる。さすがにのどがかわき、お茶を飲みたいという。毒見役の点検をへたぬるいお茶が運ばれてきて、殿さまはそれを
飲む。
 そのあと、殿さまは読書をする。机にむかい、本を開く。このところ唐詩の本を愛読しているのだ。べつに読んだからといって、藩主としての心がまえや藩政に役立つものでもない。しかし、あまった時間歐亞美創國際容貌創造協會をは読書がいいのだ。唐詩なら低俗でなく、殿さまが読んでふさ
わしからざる本ではない。  


Posted by 似水流年 at 18:08Comments(0)

2015年09月22日

黒い影のとおりす

 金田一耕助がさけんだときだった。ひと声高く、キャーッというような悲鳴がとどろいたかと思うと、あとは、死のようなしずけさ。
「立花君、いこう、いってみよう」
「よし、滋君もきたまえ」
 三人はむちゅうになって地下道をはしていったが、それから、ものの五十メートルもいかぬうちに、金田一耕助がとつぜん、
「だれだ?」
 と、さけんで立ちどまると、かたわらの地下道の壁に、さっと懐中電燈の光をさしむけた。
 と、そのとたん、地下道の壁にピッタリと、こうもりのようにすいついた黒い影が、くるりとこちらへ向きなおったが、おお、その顔、――それはたしかに、さっきのどくろ男ではないか。
「あっ!」
 いっしゅん三人は気をのまれて、棒をのんだように立ちすくんだが、つまり、それだけのあいだ、こちらにすきができたわけだった。
 タ、タ、タ、タ、――。
 どくろ男は身をひるがえして、三人のほうへ突進してくると、やにわに太いステッキをふりあげて、はっしとばかりなぐったのは、金田一耕助の右うでである。
「あっ!」
 ふいをつかれては、さすがの名探偵もたまらない。思わず懐中電燈をとりおとしたが、そのとたん、あかりが消えて、あたりはまっ暗。そのくらやみのなかを、さっと風をまいて、ぎるけはいがしかと思うと、やがて、
 タ、タ、タ、タター、
 と、かるい足音が、三人がいまきたほうへと遠ざかっていく。
「ちくしょう、ちくしょう。立花君、滋君、懐中電燈をさがしてくれたまえ」
 懐中電燈はまもなく見つかった。さいわいこわれてもおらず、ふたたびあかりがついたが、そのときには、どくろ男のすがたも見えず、足音ももうきこえない。
「金田一さん、ど、どくろ男でしたね」
「ふむ」
「あとを追わなくてもいいのですか」
「あとを追ってもむだでしょう。あのふたまたの、どっちへにげたのかわかりませんからね。それより、さっきの悲鳴が気になります。いってみましょう」
 三人は、そこでまた、その地下道をさきへすすんたでいったが、やがて百メートルも来たところで、急な階段にぶつかった。
「悲鳴はこの上からきこえてきたのですね」
「そうらしいですね」
「しかし、みょうですね」
「なにがですか、金田一さん」
「だって、あの悲鳴をきいてから、われわれはすぐに走りだしましたね。そして、五十メートルもいかぬうちに、どくろ男にであいましたね」
「ええ、そうです。それがどうかしましたか」  


Posted by 似水流年 at 15:39Comments(0)

2015年09月20日

良さそう



今日は広尾の式場のフェアに行ってきたー。

でもその前にケンカしてちょっと雰囲気悪くなった。。

けど持ち直していざフェアへ。

なんだか想像してた感じと違う+費用が高額なのがひっかかり。

レストランウェディングにこ韓國 泡菜だわってるので

料理に関してはそこは自信ありな感じがしてだったけど。

結局検討した結果、仮予約中の表参道の式場に決まりそうでっす(多分)

式場と日取りが無事決まれば次はドレス選びが始まる!

運命の1着に出会えるかなー。

ドレス選びは彼は連れて行かないのだ。

多分わけわからんだろうし(タdermes 激光脫毛イプ的に)本人も興味ないみたいなので。

ここはお母さんを連れて行くのです。

ママン的にも思い出になるかなーと。

あと、ズバっと意見も言ってくれるだろうし。


さー 体型に気をつけなければ。。

あと肌。


ブライダルインナーはワコールとかトリンプで買うほうがずっとお得らしいので

それも探しに行かねば。

ひー。楽しい。けど頭疲れる。

けど楽しい。

今日は結構疲れたのでdermes 激光脫毛そろそろ寝まーす。  


Posted by 似水流年 at 12:22Comments(0)

2015年09月18日

“何か”が映っ

「おにーさん、俺とセックスしない?」
先に口を開いたのは、相手の方だった。
1月も下旬にさしかかろうとした、冷たい雨の降る夜。天気予報によれば、今晩にかけて低気圧が列島を覆い、気温も一段と下がるらしい。
今朝は頼りない光を雲間から覗かせていた太陽も、午後には灰色の厚い雲の向こうに消えてしまった。静かに降り出した雨は途切れることなく、夜へと向かって少しずつ、その勢いを増していった。
桐谷(きりや)が仕事場を出た時から既に本降りの雨だったが、帰路の途中、傘を叩く雨の音はますます強くなった。靴やコートの肩を濡らして自宅マンションにたどり着いた時には、大して時間はかかっていないにも関わらず、すっかり体温を奪われてしまっていた。
雨は嫌いじゃないが、今晩の雨は冷たすぎる。いっそのこと雪に変わってくれた方が、体感温度は幾分ましになるのではないか。そんなことを考えつつ、桐谷はエントランスで畳んだ傘に付いた水滴を払った。
周囲に人気はなく、少し遠ざかった雨音だけが、包み込むように響いている。小さな路地に面していて戸数も少ないこのマンションは、いつの時間帯でも騒音とは縁遠い。
いつもより重い足取りでエレベーターに乗り込んだ桐谷は、急激に疲れが押し寄せて来るのを感じて目を閉じた。
もう既に日付は変わっている時刻。普段に比べるとかなり遅い帰宅だ。
桐谷は自室のあるフロアを歩きながら、パンツのバックポケットに入ったキーケース探った。その手馴れたはずの動作でさえ、かじかんだ指ではひどく億劫に感じられる。
玄関の前に立ち、ようやく取り出したキーケースを開いて、収まっているいくつかの鍵の中から自室のものを選び出そうとした時だった。
フックが緩んでいたのだろうか、それともいつもより動作がなのか。
手にする前に鍵は手元から音も無くするりと抜け落ちた。
廊下の照明を受け、鈍く反射しながら落ちていった鍵は、小さく乾いた音をたててコンクリートとぶつかる。斜めから着地した鍵はその衝撃で思いのほか滑り、ドアから少し左手に位置する、非常階段の踊り場の前で止まった。
桐谷は小さく一つ白い息を吐いた。
何度かフロアに靴音を反響させてから、軽く屈んで足元へと腕を伸ばす。
冷たい金属の塊に指を触れた、その時。
右の視界の隅に、見慣れないた気がした。
建物の一番端に位置する非常階段は、普段通りの殺風景さでそこにあるはずなのに。
「何で。。。?」
困惑した表情で、アキが訊く。
「気になるんだ」
「。。。気に、なる?」
桐谷はアキを見て、頷く。
「このまま出て行かせたら、これからお前がどうしてるの詩琳か俺は多分、気になる。だからここに居ろ。――嫌か?」  


Posted by 似水流年 at 13:08Comments(0)

2015年09月16日

触れただけ

「人は生まれてくる時は必ず、加護の水に浸されているわ。母の加護を受けた、生命の水に、ね」
(羊水の事言ってるのかな)
「つーまーりー……癒しの効果があるって事よ!」
「あー……」
 それならそうと早く言ってくれればよかったのに。そんなメルヘンな言い回し、まるでナルシストだぞ。
 要は何が言いたいのかと言うと、このしゃぼんを向こうでへばっている山賊達に持っていってやれば、目覚める頃には体力が全て回復しているという事らしい。
 さすが精霊だな。あのメルヘンとは全く逆の暗黒のヘドロよりも何倍も回復力が高く、それでいて何倍も幻想的だ。次に薬を作る時は、この精霊達を思い出せ。
 そして学べ。見た目は大事だって事をな。
「よっほっは」
「あら意外。器用に精霊を運ぶわね」
「えっただ普通に運んでるだけっすよ」
「突っついただけで簡単に割れちゃうのに……あんたにこんな才能があったなんて」
「ほんと、”意外”」
 意外意外うるさいな。さっきのおかえしのつもりか。
 よくわからんがこのしゃぼん、運ぶには少々コツがいるものらしい。本来はで簡単に割れてしまうから、運ぶときは力加減や周囲に神経を使わないといけないらしいが……
 ほんとかそれ。全然割れないぞ? さっきからバンバン僕に当たっているが。
 今だって、ほら――――
「いっちかっけにっかけっでさんかっけて~」
「ほんと、無意味にも程がある才能ね」
……まぁな。勉強も運動も体力のない僕の唯一の特技が、「しゃぼん玉でお手玉ができます」と履歴書に書いた所で、それが一体何のアピールになるのか。
 将来は駅前でこれをやって、おひねりを稼ぐ仕SmarTone寬頻事でもするか? はは、月給いくらだよそれ。
「あ、アニキと姉さん。どこいってたんで?」
「ちょっとね。ほら、お土産持ってきたわよ」
 山賊達は「なんだそれ?」と言いたげな懐疑の顔をしている。しゃぼん玉をお土産にするなんて確かにこいつくらいだろう。
 そしてこいつの横で器用にお手玉をしている僕を見て、今までの苦労を一発芸で労おうとしていると思ったらしい。  


Posted by 似水流年 at 12:25Comments(0)

2015年09月10日

ら教えるのは


「まぁ暗いとか、ぼっちとか、あまりいい意味で呼ばれないのは確かっすね」

「好きになれそうにないわ。あんたの世界」

 別に好意を持てなんて頼んだ覚えはない。しかし奇遇だな、そこは僕も同意見だ。
 あの人との繋がりが全てと言わんばかりに、他人に縛られ、さらには鑽石能量水それを美徳と考え、その輪に馴染もうとしない者は穢れていると言わんばかりの侮蔑の目線……
 我が世界ながら息が詰まりそうになるよ。

「……」

 二人の意見が一致した事を夜風が祝福するかのように、ザワザワと木々を揺らし始めた。
 その音に混じって、わざと聞こえにくいよう、照れと恥ずかしさが内容された声が、目の前の女から僕の耳に届いた――――


「――――パム」


「えっ」


「『パム・パドリクス』――――それがアタシの”名前”よ」


……今度はハッキリと聞こえた。大魔女様がはっきりと自分の”名”を発音している。
 どころか、あれほど口をすっぱくして言われた禁忌であ瑪姬美容 暗瘡るはずの”名”に関する話題を、僕にもわかるよう、ハッキリと、さらに続け始めた。

「若い頃は、パムとか、パディとか……そんな感じで呼ばれてたわね」

「え……」

 『パム・パドリクス』それがこの長らく不明だった”相方”の名前らしい。
 そしれそれらを略した仇名がパム、またはパディと。
 二人を繋ぐ因果の鎖は反応を見せない。どうやら、自分か問題ないらしい。
 しかし問題はそこではない。なんでいきなり……

「……あの、いいんすか。教えちゃって」

「ハハ。バーカ、アタシが全部教えるわけないじゃない」

「”パム・パドリクス”は”属名”よ。なんで真名全部、あん鑽石能量水たに教えないといけないんだか」

 ”属名”――――それは自分の所属を現す名前。  


Posted by 似水流年 at 12:33Comments(0)

2015年09月04日

う方法みたいだ

「あ~もう! ちょっと縮んだじゃ~~ん!」

 今の口滑らし”かけ”行為で、鎖が少し縮んでしまったようだ。まじすまん、大魔女様……
 しかし安心してほしい。あなたが死ぬ時は僕も一緒だ(物理的に)

「あ~焦ったぁ……」

「大魔女様、この少年まさか、英騎の”真名文具批發”まで知っているとは……」

「……アンタの探し人と英騎、本当に同一人物なの?」

 いや違う。絶対違う。芽衣子がテロリストなんかになるわけがない。僕は大きく首を横に振り、強い否定の意志を示す。しかしこの反応を見た大魔女様は――――

「なんとなく……本物、臭いわね」

「何か確証がおあalphamind補數りで?」

「勘よ」

「左様でございますか」

 勘って……そんな適当な直感で決めつけるなよ。

「それにさ、こいつの持ってたコレ」

 大魔女様は再びスマホを手に取り画面を注視する。視線の先には……芽衣子からのメッセージ。

「ここよ、ここの文。ええと……」

『モノクロがこっちの世界の住人に干渉するには、その相手のフルネームを知らないといけないの
 理由はわからないけど、それがあいつの名前を奪から』

「つまりこの正体不明數學補習邊個好の白仮面は、こいつをここに引っ張り込むために、名前を奪おうとした……」

「奪名……ですな」

「自白を強要されたの?」

「あ、いや、そこは自分から言って――――」

 次の瞬間、大魔女様の”大”げんこつが頭上文具批發から降り注いだ――――  


Posted by 似水流年 at 13:04Comments(0)